【行ってみた】日本初!仮想空間(メタバース)で買い物できる「しまね縁結び商店街」


最近「メタバースに地域の商業圏を再現したい」という相談を時々いただきます。

地方には地域独特の物産やこだわりの商材がたくさん埋もれています。しかし、コロナ禍においてこれまでの観光や流通が減少しています。
そこで、島根県の魅力を広く発信する団体「一般社団島根城下町食文化研究会」では、最先端のメタバース技術を利用し、島根の優れた商材を発信します。この仮想空間商店街は、どなたでも無料でアバター(ご自身のキャラクター)を作って、手元のパソコンからゴーグル無しで商談やショッピングが自由にできます。新しい暮らし方の事例としても、最初の取組となります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000101270.html

「地域をメタバースに再現」の日本の代表格ともいえる「バーチャル渋谷(VR渋谷)」はclusterですが、「しまね縁結び商店街」はGAIA TOWN(Virbelaの日本版)を使っているとのこと。

・現状はWindowsとMacのみ(スマホやタブレットは不可)
・場を構築する人はサブスク契約(この件はサブスクいくらだろう!?)

どんな体感か、覗きに行ってみました!

まずはGAIA TOWNをインストール


自分のアバターを設定して

GAIA TOWNに降り立ちました。


しまね縁結び商店街のお知らせが表示されます。

左上のメニューから「次に移動する」>「しまね縁結び商店街」を選択。


「しまね縁結び商店街」に来ました

この企画を実現された「一般社団島根城下町食文化研究会」さんのブース。

店舗ブースが並んでいます。

看板を見ているだけでよだれが……出雲そば!


部屋の隅では、島根県のPR動画(YouTube)が流れます。


ノドグロ!!!!!!!


ブースには、画像と動画の商品PR

各ブースの中には、PR画像とPR動画(YouTube)が展示されています。

のどぐろめし!!!!!


購入は各Webサイトで

ショッピング体験はどういう感じだろう……とあちこちブース覗いてみましたが、基本的に画像等にWebサイトへのリンクが付いており、クリックすると別でブラウザが起動するイメージです(=ショッピングはWebサイト任せ)。

こちらのメニュー表風の画像も、クリックすると各商品のWebページが立ち上がります。

のどぐろ丼!!!!!!


ざっくり店舗を眺めるだけでも楽しかったです。

太古の琥珀糖。和菓子×昆虫食???


大人数を収容できる「イベント会場」や、周囲に声が漏れないようになっている「商談ブース」などもありました。


飲食ではないフロアも。

飲食以外の地場産業や観光協会、銀行などのブースが並びます。



土日など、各ブースにスタッフの方がいたり、イベントが開催されていたり、多くのお客さんがフロアを歩いていると、また違う雰囲気かもしれません。

「地域を再現」「新しいショッピング」というより「地域PRのイベント会場」という感じでしょうか。

clusterに少しハマった時も思いましたが、メタバースもリアルと同じ「人と人との交流設計」(人の配置)=ソフト面が肝になる気がしています。

メタバース以外での施策、リアルでの取り組み諸々もポイントかもしれません。

47都道府県が同じ取り組みをしたり、市町村単位で実施し始めると……どうなんでしょうね。人は何を目的に訪れるのかな、元々の地域のファンかな、メタバースに人を割くと地域の人が減るかな、メタバース元年と呼ばれる2022年、色々感慨深いです。

国も何か取り組みそうですが、民の血税がむだになりませんように( ;∀;)

▼そらのうえショッピングモール
https://soranoue.com/

▼その他、VRでのショッピング事例色々
https://tips.spacely.co.jp/vrshopping/

▼逆に「リアルにオンラインを持ってくる」OMO(Online Merges with Offline)ストア
 https://rurubu.jp/andmore/article/15408

面白い事例や取り組みあれば、教えてください~!

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