移住して感じた良い点と注意点 :都市(東京都中野区)から→地方(岐阜県関市)


以下、良い点と注意点に分けてみましたが、一長一短、禍福は糾える縄の如し(?)、「何はともあれ、都市と地方で改めてそこに違いを感じたんだな」と、参考にしてもらえれば幸いです!

地方移住される方は「注意点」一読オススメします。

以下、「地方」「関市」といっても「市街地・中心部」、完全な郊外では異なる部分あるかも。

都市から地方に移住して感じた「良い点」

①優しい運転の車が多い

歩行者優先で譲ってくれる。とはいえ運転荒い地方もあるのは確か。そういえば東京では時々遭遇した、道端で「邪魔!」と親子を恫喝する系のおじいちゃんや若い女性もいないね……

②近所のおばちゃんたちが優しい

「地方だからって簡単に近所付き合いできるわけでは……」と思っていたが、野菜や煮ものくださる優しい近所の方々(ご縁や相性かもしれない/色々な関係の歴史も感じつつ)

地方暮らし初めての旦那くん「(村八分などの移住体験を見、地方の人は厳しいかとドキドキしていたが)人は変わらないと分かって安心した」

③保育園が入り放題

東京など都市の待機児童問題、どこ吹く風。広い園庭、ゆとりある人数配分、安心して託せるし、いつでも入れる。むしろ入園生の取り合いすら起きているとかいないとか。

④遊び場にアクセスし放題

山、川、きれいな児童館(子育て支援センター)、遊具たくさんの公園、美濃市のプレーパーク、などなど…… 関市内には映画館もあり、恐竜の展示などもある岐阜県博物館もあり。少し南に行けば遊園地の犬山モンキーパークも。

しかし、なんといっても、すぐ行ける川と山の存在が最高すぎます! 毎週お気楽キャンプも可!

⑤コンパクトシティな関市は買い物も病院も全く問題なし

イオン・バロー・トライアルなどの大型店舗から、三ツ丸や山憲などの地域系店舗、農協での野菜市など、買いもの楽しい。病院も、小児科でも歯科でも皮膚科でも複数の選択肢あり、相性判断できます。夜間救急受付してくれる総合病院もすぐ近く!

【注意】地方でも、島など地域によっては「産院がなくて本土に行く」「すぐ抗生剤やステロイド出す病院で嫌だけど、そこしかない……」といった病院問題もあるようです(友人知人の実話)。

⑥日常的にプチ観光気分も味わえる関市

「関善光寺」のお寺カフェ、刃物への愛が詰まった無料の「フェザーミュージアム」「関牛乳」や名物の「鰻」「黒から揚げ」「鮎」を味わったり、1時間に約1本・1両で走っている可愛い「長良川鉄道」に乗って「みなみ子宝温泉」へ行くのも良し……

⑦気になる美味しそうな飲食店が続々と

ネットや冊子だけで網羅できず、ドライブしていると「こんなところに」と発見したり、人から教えてもらったり。こういった情報を「関さんぽ」にまとめていきたいなと思っています。

⑧ホームレスの方を見ない/キャバクラ系のお店がない

地方暮らし初めての旦那くん「東京近郊ではどこの駅でも浮浪者が寝ている姿を見た気がするけど、全く見ないね。そういう人たちはいないのかな」

私「キャバクラ系のお店が全くない。潰れたフィリピンパブを1軒見ただけ」(岐阜県または関市が風俗営業に対して何か条例で規制をしているとかいないとか。それなら岐阜駅周辺のソープ天国はどういうことか?? 今後調べたい)

⑨水が美味しい

地方暮らし初めての旦那くん「水が美味しい」

⑩丁寧に生きたくなる?

移住してからハッと「むかし愛知に住んでいた時は、万年筆を買ったり身の回りにきれいなもの揃えようとしていた」その感覚を思い出しました(呑み助で部屋グチャグチャだったことはさておき)。

東京で仕事しているとき同僚に「愛知から東京に来て、違うことある?」と聞かれ「情報も人間関係も、何もかもが速いね」と答えたことも思い出しました。でも、移住直前は速いと感じていなかった、ということは、きっと今度は逆(何もかもがゆっくり)を感じていくフェーズかもしれません?(でもIT化により、ITに触れる層ほど、情報の速度は都市と地方の差がなくなっている予感も)

都会は刺激の幅が大きく、色々なことが移り変わり前提、地方は刺激が少ない分、貯蓄や整えるほうに視点がいくのかな? そんなことをふと思いました。

⑪東京の「小学校から塾だ」「受験だ」圧がない

東京でよく聞いた「小学校3年生頃から塾に通うのが半数以上」「家庭環境に問題がない子は中学か高校で公立以外へ」という声。受験予定のない子であっても、放課後に遊ぶ相手が「塾通い」「学童」で皆無になり、「友人と会うために塾」というケースも聞きました(涙)

子供本人が「勉強したい!」なら……と思いますが、環境の圧迫、自分の感覚と乖離しているなぁ、と悩ましく感じていました。

学校や教育の在り方が問い直されている今、学歴、高校や大学受験の壁、良い悪いを一概には言えませんが、とりあえず関市に「小学校から塾で受験」の圧はなさそうです!!!!!

⑫保育園に続き、学童も空いている

これは友人談ですが、「お金をかけて高い学童を利用する必要がなくなった(ただし質は都会に劣るかもしれない?)」とのことです。私はまだ学童の利用を見送っております。。

⑬直売所など農作物に触れる機会が身近にある

こちらも友人談。実は私、東京でも直売所には触れ合っていましたが(←ネット等では見つからない情報、農作物への嗅覚😅)、確かに数は桁違いに多い! 田んぼも畑もグッと身近だし、「稲刈り」「田んぼの生き物調査」など、リアルな体験も豊富。

都市から地方に移住して感じた「注意点」

①コロナ禍での交流や外出、地域の価値観や判断むずかしい

もちろんどの地域にも「反対」「賛成」どちらの立場の方もいると思いますが、東京や都市のほうが、判断は緩いように感じています。なので、色々な決断に「これは都市寄りの思考か??果たして関市の人々は??」都度苦悶しています。結果、他より交流制限し過ぎている予感も。

②意外と地元民は外で遊んでいない感じ?

どの地方でも言われますが、「地元の親子ほど全然外で遊んでいないので寂しい」「ゲームなど家遊びや習い事の親子が多い」。昔から自然に触れて、飽きた感があるのかもしれません……子孫に引き継がれない自然遊び、何か仕掛けをしたくなる。

③IT系の仕事がない

「このあたりにはITの仕事まったく無いよ!」と聞いて、確かに求人情報はなかった……ので自分でやろう!となった今ですが、社会の未来を考えたら絶対IT化は必要だけど、果たして地域のニーズと手をつなぎ合えるか??? 今後にこうご期待ください!

関連する声「ネットだけで地域情報を把握できない度が東京より高い。まとめ記事系ない」

④今まで使っていた銀行がない

関市にはUFJもミズホもありませんでした(T . T)  ので、新たに口座開設2つ、自動引き落としも変更。移住準備中の方は銀行状況チェックして早めに変更しておくと楽ですよ~

⑤ネット環境の見直し

地方だからこそ、繋がりやすいネット環境の導入大事。地域によって性能が変わるため、Wi-Fiなど今までのものが使えないことも。

⑥歩いたり自転車に乗ったりの機会が減って太る

「子どもができたら電動自転車」といった風情のあった東京に比べ、地方は「車!最高だぜぃ!!!」が蔓延し、その蔓延に飲まれ、確かに車は最高だし子どもたちも乗せて「電動自転車でも中野から池袋は頑張れちゃうね(東京時)」の限界を超えてどこまでもどこまでも走れるんだけど、太りつつあります。

毎日の電動自転車も、確実に運動だったようです。
東京だったら皆、一駅ぐらい平気で歩いてたし。

あえて最近、電動自転車で稼働しています。地方にも広げたい、自転車愛好仲間モトム。(コロナ対策・環境対策・コンパクトシティで「シティサイクリング」の波は確実だが、果たして……)

⑦病院の選択肢はあるか問題

↑関市は良い点⑤のとおり問題ないですが、書いた注釈、大事だと思うのでここにも転記します:

【友人知人の実話より】島など、地方の地域によっては「産院がなくて本土に行く」「すぐ抗生剤やステロイド出す病院で嫌だけど、そこしかない……」といった病院問題あり。

⑧子供が「改札機」に触れる機会がない。

東京ではガンガン乗っていた電車、関市にはHand To Handで切符やりとりするワンマン列車「長良川鉄道」のみ。改札機がありません。どこかで時々体験させておきたい……

ワンマン列車の乗り方(長良川鉄道株式会社)
http://www.nagatetsu.co.jp/guide/one-man/

(同様に「エスカレーター/エレベーターに触れる機会」問題もありますが、イオンで体験可)

⑨「不登校」となった時、代替策が少なそう。

多様さ×人数の多さで、東京は問題があったときに逃げ場もある/見つけやすいよねぇ、、、ということは何となく今も昔も感じています。今ないなら、これから作ればいいさ! という楽観脳ですが😅(しかし当事者となったら確実にドタバタもするでしょう@長子の不登園時の思い出)


「良い点、問題点、これもあった!」後から追記するかもしれません。

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